魔界大学駅伝 今年の覇者は残酷大学 ゴール直前投げた斧輝く
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デス区にて今年も魔界大学駅伝が行われた。
優勝候補として期待されていたのはソニックブームデビル氏(444年生)が在籍している血しぶき大学、チーム・コーチ・関係者全員が家族を人質に取られている激痛大学、昨年優勝の高速大学などであったが、多くの有識者の予想を裏切り残酷大学が優勝した。
優勝の決め手となったのは「斧投げ」である。
今年駅伝で優勝できなければ廃部が決まっていた残酷大学陸上部では今年、666年間に及ぶ斧投げの猛特訓を行い、チーム全員999999km離れた的にも確実に直撃させられるようになっていた。
普通斧投げ程度では死なないよう鍛え上げた悪魔たちだが、残酷大学の走者は走りながら確実に急所を突き、ライバルたちを確実に一人ずつ仕留めていった。
激痛大学のアンカーである超巨大悪魔ギガントデーモン氏(666年生)は一歩で区間をまたげる巨躯の持ち主であったが、これにも専用の超巨大斧(999999999999m)をチーム全員で投げ、タスキを受け取る前に一刀両断された。
窮魔鼠魔猫を超噛むといったように、追い詰められた残酷大学が血のにじむような努力によって勝利を勝ち取った形となった。
残酷大学のアンカーを務めたランナーデビル氏(1年生)は「斧を投げれば駅伝に勝てるというのは間違い。俺たちだから勝てた。かかってこい弱者ども」と語り、怒った悪魔に槍で心臓を一突きされて即死した。他の残大生たちも殺された。
参加者全員死亡によりメンバーが総入れ替えになったため、来年は新たな走者の登場に期待が持てる。