長崎県のアメリカ海軍佐世保基地で、日本人の作業員2人が船のタンク内で倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。現場では硫化水素が発生していたとみられるということで、警察が詳しい状況を調べています。
9日正午すぎ、佐世保市平瀬町にあるアメリカ海軍佐世保基地から、「日本人の作業員が船のタンク内に落下した」と消防に通報がありました。
消防などが駆けつけたところ、アメリカ海軍の大型船に横付けされた汚水処理船のタンク内で、男性作業員2人が倒れているのが見つかり、意識がない状態で市内の病院に搬送されましたが、いずれも死亡が確認されました。
警察によりますと、亡くなったのはいずれも佐世保市名切町の
▽会社員 佐々原隆博さん（54）と
▽船上作業アルバイトの濱田聖太郎さん（33）で
2人は大型船から生活廃水を抜き出す作業をしていたとみられるということです。
佐世保市基地政策局によりますと、当時、現場では何らかの原因で硫化水素が発生していたとみられるということで、警察が詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240409/k10014417371000.html
