https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20240410/2050015849.html

病院で救急車を盗んだ容疑 入院患者を逮捕

大淀町の病院で救急車1台を盗んだとして、この病院の入院患者が逮捕されました。
警察の調べに対し「病院から逃げ出したかった」と容疑を認めているということです。

逮捕されたのは大阪市の屋根ふき工、亀井始明容疑者(69)で、10日朝、救急搬送のため大淀町の南奈良総合医療センターに停車していた、県広域消防組合五條消防署の救急車1台を救急隊員が病院内で搬送の対応をしている間に盗んだとして、窃盗の疑いがもたれています。
警察によりますと、通行人から「隊員ではない男が救急車に乗って走り去った」と通報があり、緊急配備をしいて捜査したところ、橿原市内で盗まれた救急車が走っているのを見つけ、運転していた容疑者を緊急逮捕したということです。
亀井容疑者は、この病院に入院していて、警察の調べに対し「病院から逃げ出したかった」と容疑を認めているということです。
また、救急車の通信機器やモニターが壊されていたということで、警察は追跡を免れようとして壊したとみて動機や詳しいいきさつを調べています。
県広域消防組合によりますと、現場で救急車などの緊急車両から離れる場合は車両に鍵をかけることが義務づけられていますが、今回は鍵をかけていなかったということで、今後、指導を徹底していきたいとしています。