米粉利用増「コメニ」に任せて 職員有志が営業部隊 農水省
4/12(金) 7:10配信

時事通信

 農林水産省は、米粉の利用拡大に向けた省内横断プロジェクトチーム「米粉営業第二課」(通称コメニ)を結成し、活動を本格的に始めた。

 公募で20~60代の職員11人が集結。コメの消費量が減少傾向にある中、新たな消費の形として期待される米粉の魅力を企業などに売り込み、需要拡大につなげる。

 米粉は小麦粉より油の吸収が少なく、揚げ物のサクサクした食感が長持ちするほか、パンや麺がもっちりするなどのメリットがある。農水省は米粉用米の需要を2023年度の5万3000トンから30年度に13万トンに増やす目標を掲げる。

 コメニは正式部署ではないが「課長」役の職員がおり、「課長補佐」として鈴木憲和副大臣も参画。はっきり認めないものの人気ドラマ「ショムニ」を意識しているようだ。メンバーは随時募集しており、活動は来年3月まで。

 メンバーは本来業務の時間の1~2割を活動に充て、専用の名刺も用意。食品会社から米粉利用の課題を聞いたり、商品開発に向けた提案をしたりする。今月は手始めに省内でフェアを企画。コンビニで米粉を使ったパンを販売しているほか、書店では米粉レシピ本を扱うなどしている。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/31ae826b2d87e8fe92299f60f0ab5bcbbb031ee6