東京大・岩崎教授のサイト閉鎖、東京大が本誌取材にコメント
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/24/04/11/11790/

 バイオインフォマティクス領域の著名な若手研究者である東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻の岩崎渉教授の大学公式Webサイトや研究室Webサイトが、2024年4月初めごろに突然閉鎖された。また、科学技術振興機構(JST)が運営する研究者データベースの「researchmap」からも岩崎教授のページが無くなった。

本誌が2024年4月11日に東大本部広報課に問い合わせたところ、広報課の担当者は、岩崎教授が現在も東大に在籍していること、Webサイトを閉鎖したこと──を認めた。また、一部研究者の間で「岩崎教授に何らかの調査が入っているのではないか」と噂されていることについて、広報担当者は、「現在答えることはできない」と回答した。一方、「研究不正といった事実はない」という。

 東大が公表した2025年度の「入学志願者案内 修士(一般選抜)」には、岩崎教授の研究室が学生を募集しない旨が明記されている。その理由について本誌が問い合わせたものの、「現在対応中のため答えられない」(東大本部広報課の担当者)として、詳細は開示しなかった。

 また、岩崎研究室で現在も研究活動が行われているか、岩崎研究室に所属する学生や研究員の現在の状況などについても、東大本部広報課の担当者は、「回答できない」と話した。