水のペットボトル1本に24万個のプラスチック片が含まれていた…ナノプラスチックへの暴露を低減する3つの方法


アメリカで販売されている水のペットボトルには、平均で24万もの微小なプラスチックが含まれていることがわかった。
ナノプラスチックは非常に小さく、血液、細胞、臓器の中にまで入り込む。
健康への影響を評価するには、さらなる研究が必要だが、接点を減らす方法はある。
ペットボトルに入った水1リットルには平均で24万のプラスチックが含まれ、そのうちの一部は微小なため、
血液や細胞、などの臓器にも入りこむ可能性があることが最新の研究でわかった。
米国科学アカデミー紀要に1月8日に発表された内容によると、レーザーによってサンプルの化学物質を分析するツールによって、
ペットボトルの水にはこれまでの研究で述べられていたよりも最大で100倍ものプラスチック粒子が含まれていることがわかったという。
マイクロプラスチックやナノプラスチックとして知られる微小サイズに砕けたプラスチックは、
海、エベレストの山頂などで見つかり、近年は人間の血液からも見つかっている。
プラスチック粒子によって引き起こされる可能性のある健康上のリスクは不明だが、専門家はさらなる解明を急いでおり、
それまでの間はプラスチックの使用を減らすことを勧めている。これらは毒素や合成物質を体内にもたらし、
血管、内分泌、生殖器官などに炎症やその他の問題を引き起こす可能性があると懸念されている。
「プラスチック粒子による急性の影響があるなら、すでにそれが起きているはずだ。
我々はその粒子に生涯にわたってさらされているので、特定の病気を引き起こすレベルまで体内に蓄積している可能性がある」と、
オランダのアムステルダム大学とユトレヒト大学で水質と健康の名誉教授であるディック・ヴェターク(Dick Vethaak)はBusiness Insiderに語った。
https://www.businessinsider.jp/post-280971

マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される
https://www.newsweekjapan.jp/akane/2023/09/post-67.php

マイクロプラスチックが血液につづき「人の心臓」から発見 人体への影響は?
https://eleminist.com/article/2921