「齋藤元彦兵庫県知事の違法行為について」という「告発文書」が、兵庫県を揺るがしている。

 県は3月27日、西播磨県民局長だったW氏(60)を同日付で解任したと発表した。そもそもW氏は31日付で退職予定だったが、退職を認めず、懲戒処分を検討する、という説明だった。
 解任の理由は、W氏が業務時間中に冒頭のタイトルの文書を作成し、斎藤元彦知事や県幹部を誹謗中傷し、流布した、というもの。文書は3月中旬から、一部の報道機関や県議、県警などに送付されていた。県もそれを把握して調査したところ、W氏の存在が浮上。本人に聞くと書いたことを認めたという。

<中略>

 「告発文書」の中に、「優勝パレード」に関する項目がある。

 昨年のプロ野球で阪神タイガースとオリックスバファローズという関西の球団がともにリーグ優勝。11月23日には大阪と兵庫で優勝パレードが開催された。
 その資金は大阪府、兵庫県ともに公費を投じないとして、クラウドファンディングと企業協賛で5億円を目標に集められた。しかし、クラウドファンディングでは1億円程度しか集まらず、残りは協賛企業の協賛金で実現にこぎつけた。

 「告発文書」には、こう記されている。

〈信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社はA信用金庫。その他、Bバスなどからも便宜供与の見返りとして寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整で持たず、現在病気療養中〉(一部編集部で改変)

兵庫・斎藤知事を揺るがす「告発文書」 阪神・オリックスパレードにも疑惑が
https://news.yahoo.co.jp/articles/6537510d304c9102a578c658645ab6a0ef492867