「了解しました」は×、「承知です」は△…上司から急ぎの仕事を頼まれたときに部下が使うべき返信フレーズ
諏内 えみ「マナースクール・ライビウム」「親子・お受験作法教室」代表 

上司から仕事についてのレクチャーを受けた時、つい言ってしまいがちなのが「参考になりました」。
「参考」は、考えの足しにするという意味合いなので、目上の人に使うのは失礼にあたります。
もし使うとすれば、「ご参考になれば幸いです」とあなたが上司に何か情報を渡す時です。

また、「大変勉強になりました」は一見良さそうな言い回しですが、あまりお勧めできません。
「勉強になりました」は汎用性の高い言葉です。レクチャーやアドバイスを受けた時だけでなく、
自慢話を聞かされた時にも使えます。

どの場面でも使える言葉というのは丁寧さや敬意に欠ける印象になり、感謝の気持ちが伝わりにくいのです。
上司のレクチャーを特別なこととしてありがたく受け止めた、という気持ちを伝えるならば、
「○○の点は気づきませんでした。大変学びになりました」と言いましょう。

また、上司の言葉に相槌を打つ時に「おっしゃる通りです」と言っていませんか?
これも、繰り返し使うと耳障りな印象を受けます。
「ご理解いただいている通りです」と、少し角度を変えた言い回しを身につけておきましょう。
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