ジャパンディスプレイ(JDI)は16日、ノートパソコン向けに14インチの有機ELパネルを開発したと発表した。従来の有機ELパネルと比較して輝度が約3倍となる。すでに国内外のノートパソコンメーカーから引き合いがある。中国地方政府などと進めている有機ELパネル工場の建設協議が続いていることから量産については未定だ。

有機ELパネル「eLEAP(イーリープ)」はJDIの独自技術を使い、従来製品と比較して輝度が高いうえ、寿命も約3倍だ。千葉県茂原市の工場では小型のウエアラブル端末向けの試作を2023年10月から始めた。24年12月の量産に向けて、現在歩留まりが6割を超えているという。今後中国の工場に関する協議が進み次第、スマートフォンや車載向けなど様々なサイズに対応していく。

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