栃木県那須町の河川敷で焼損した遺体で見つかった宝島龍太郎さん(55)は、東京都台東区上野で飲食店を十数店舗経営する実業家だった。店舗の従業員らは突然のオーナーの死を悼んだ。

宝島さんは千代田区のタワーマンションに住み、二つの会社で代表を務めていたとみられる。会社のホームページによると、JR御徒町駅周辺で焼き肉店や居酒屋を経営し、不動産売買や中国や韓国製品の輸入や販売事業も手掛けていた。

複数の飲食店の従業員によると、宝島さんは店の様子をよく気にして見回っていた。ある居酒屋の従業員は「ほぼ毎日来ていた。社長はとても優しい人だった」と話した。近くの飲食店によると、多店舗の経営者として周辺では有名だったという。

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