側溝に倒れていた80歳代の男性を保護したとして、富山県警富山中央署は、富山市の看護師和田里美さん(54)、夫で会社員の尚士さん(55)、次女奈々さん(24)の3人に感謝状を贈った。親子の勇気ある行動が一人の命を救った。
「おーい。上げてくれ」、「さむい。もうだめだ」――。まだ寒さの残る3月18日の未明。富山市内の閑静な住宅街の一角にある自宅の外に悲鳴のような男性の声が響き、奈々さんが目を覚ました。
窓から外を見渡したが、まだ暗く、声の主の姿を突き止めることはできない。不審に思い怖さも感じた。
それでも助けを求める声が続いている。奈々さんは同居する里美さんと尚士さんを起こし相談した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240417-OYT1T50179/