蚊が媒介し、高熱などの症状を引き起こすデング熱の感染が広がっている南米のブラジルでは、
ことしに入ってからの死者が1400人を超えてこれまでで最も多くなっています。

現地ではウイルスの働きを抑える物質を持った蚊を大量に放ってデング熱の感染拡大を防ぐ取り組みが本格化しています。

デング熱は蚊を媒介とし、感染すると高熱や激しい頭痛、筋肉や関節の痛みなどを引き起こす感染症です。

ブラジルでは、ことしに入ってこれまでに330万人以上が感染し、1457人の死亡が確認されました。

ことしの感染者数と死者数はすでに去年1年間の合計を上回っていて、記録がある2000年以降で最も多くなっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240418/k10014425621000.html