https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240419/6050025966.html
コメ作りの課題は暑さ対策 暑さに強いコメの品種開発も
コメ作りで、いま課題になっているのは暑さへの対策です。
去年、県内は記録的な暑さとなり、各地でコメが白く濁ったり、亀裂が入ったりするなどの高温障害が確認され、1等米の比率は76.4パーセントと過去5年間で最も低くなりました。
こうしたなか、県の研究機関、県農業総合センターでは、暑さに強いコメの品種開発など、暑さへの対策にも取り組んでいます。
18日は、品種改良を加えて去年収穫した研究用の稲穂から種もみを取り出し、ピンセットなどで丁寧に苗を育てる箱にまいて土をかぶせる作業を行っていました。
農業総合センターの作物園芸部の本馬昌直部長は、苗づくりについて「作付けする品種に適する温度の管理と水やり、病気に気をつけて、気温が高くなった場合はハウスの両側や扉を開けたり、気温が下がったら保温資材をかけるなどしてほしい」と話していました。
その上で「温暖化の影響で高温が頻繁に発生する可能性があり、高温に強い品種を作付けする必要がある。県としても、できるだけ早く開発していきたい」と話していました。