教頭を逮捕…車で女性をはねて、救護せず去る 夜の交差点で右折中に悲劇、横断していた女性重傷 目撃者いる中、逃げた教頭「自分の立場、今後のことを考えてしまった」
埼玉県警熊谷署は19日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)容疑で、熊谷市村岡、市立籠原小学校教頭の男(49)を逮捕した。
 逮捕容疑は、18日午後9時40分ごろ、熊谷市宮本町の交差点で、道路を徒歩で横断していた女性(56)を車ではね、救護措置などを取らずに現場から逃走した疑い。
同署によると、女性は頭などを強く打ち、重傷を負った。現場は信号機のある十字路交差点。男は西方から南方に右折する際、右方から道路を進行していた女性と衝突。目撃者の証言や防犯カメラの精査で男が浮上した。男は「自分の立場、今後のことを考えて逃げてしまった」などと容疑を認めているという。
市によると、男は市教育委員会指導主事、市立熊谷西小学校教頭を経て、今月から籠原小学校で勤務。市教委は「極めて残念。今後の不祥事根絶に向けて、市内の全職員に改めて指導していきたい」とコメントした。

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