イラン最高指導者「イラン国民はアメリカに屈服せず」 - Pars Today
https://parstoday.ir/ja/news/iran-i124148

(前略

欧米が言う「前例のない」制裁に触れずに経済問題を語ることはできないとして、

「欧米はイランを制裁する目的として、核問題や人権、テロ支援活動といった嘘の理由を並べる」

としました。

ハーメネイー師は、そのような欧米による嘘の一例としてパレスチナ・ガザを取り上げ、

「彼らの見方では、空爆下にあるガザ市民はテロリストである。しかし、半年間で子供を含む4万人近くを殺したシオニスト政権はテロリストではないのだ」

と述べました。

一方、核問題については、自身が数年前の演説で「アメリカは、イランがどれだけ譲歩すれば満足するのかを明確にすべきだ」と述べたことに触れ、

「(アメリカは)北アフリカに対してそうしたように、イランが原子力分野で一切の進歩を止めることを望んでいる。だから、イランがどれだけ譲歩すべきかを明確にしない。核技術は医療などの分野においても必要なものだ」

としました。

(中略

ハーメネイー師はまた、欧米でパレスチナ支持のデモが広がっていることに触れ、このことがガザを支持するイランをテロ支援国家と非難してきた者たちの面目を失わせることになったとし、

「イランだけではなく、すべての国民がパレスチナを支持している」

と述べました。

(中略

ハーメネイー師は、労働者らの日頃の働きぶりに感謝し、預言者ムハンマドが労働者の手に口づけをしたエピソードに触れ、

「イスラムは労働に価値を見出している。コーランやハディースの教えによれば、ハラールな収入を得るために努力する者は、礼拝などと同じように正しい行動である」

と述べました。

そして、こうした「イスラム的労働観」に人々が注目することが国の進歩につながるとし、

「物質的世界は労働者を富を生産する手段としてしか見ていない。しかし、イスラムは労働の価値を認めるがゆえに、労働者に本質的価値を見出す。預言者ムハンマドも、『神は正しい仕事をする者を好む』と言っている」

と語りました。