2年連続最下位だった日本ハムファイターズにとって、明るいニュースとなったのが「エスコンフィールド」(北広島市)の完成だった。移転1年目にあたる昨年の来場者数は目標の300万人を大きく上回る、346万4637人を記録。他球団のファンの間でも「エスコンはとにかくすごい」「あの球場はうらやましい」といった声が上がっていた。さらに「大航海」を掲げる今年はチームの成績も好調、「エスコン移転によって儲かった分、補強ができた」とも言われる。

 一方、対称的なのが日ハムの旧拠点「札幌ドーム」だ。「札幌ドームの窮地」「札幌ドームの生き残り」といったネットニュースが何度もバズり、SNSでも「オワコン」「末路」「悲惨すぎる」「破産」といった辛辣な言葉が飛び交う。日ハムが去ったことで、札幌ドームは終わってしまったのか──。

 しかし、それは実態とはだいぶかけ離れているかもしれない。

 「誤解に基づいた批判が多く、建設的な批判はまったくと言っていいほど見受けられません。どうしてこうなったのか、不可解に思っています」

 そう語るのは、2015年から札幌市議を務めている成田ゆうき氏。これまで自身のXなどを通じ「誤解に基づいた札幌ドーム叩き」を批判してきた。世論は札幌ドームの何を誤解しているのだろうか。

(後略)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a343690e6d3fb293f6c9055defbd20340011872c