【異例】老魔族が“老衰”により死亡 魔界で初の事例か
https://evil-news.golog.jp/archives/2123764.html

邪大陸の辺境に位置する小さな集落、アギャギャスダグガアアア村の最長老であるゴ・ギさん(推定999999999999歳)が“老衰”により死亡していたことが先日判明しました。
老衰とは、加齢によって魔臓などの臓器機能が低下し、衰弱して死亡する死因で、魔族が老衰で自然死する事例は観測史上初とのことです。

調べによると、先日長老宅へ強盗に来た低級魔族がキッチンで横たわっている長老を発見し、付近の魔交番へ通報したことにより発覚しました。 現在エビルズ監獄に収監中の低級魔族は「老魔が惰眠を貪っていると思い爪で引っ掻いたが、反応が無く妙だったので通報した」と当時の状況について語っています。

エビル区の街ゆく魔々たちはこの事件について「もっと派手やかに死にたい、衰弱して死ぬなんて僕はゴメンだね」「臆病者の死には相応しい」「(激しい怒りの轟叫)」「何故争わない!?戦え!戦え!戦え!」などと否定的なコメントが相次ぎました。
一方で、「誰かが介錯してやるべきだったのでは」「衰弱してなお殺せないほど強い魔族だったのだろう」「俺が殺してあげたかった」と擁護する声も上がっています。

専門家は「魔界の死因は基本他殺で、歳を重ねて自然死というのは今まで前例に無く全くもって意味不明」とコメントしており、今後同様の事例が発生しないかを注視するのことです。