それに加えて、日本人の多くが「人権のない国」と“下”に見ているロシア、
中国と同一視されたことで、「西側諸国の一員」「米国の盟友」というプライドまでズタズタに傷つけられた。
そのため売り言葉に買い言葉ではないが、
「移民で治安と雇用がボロボロの国に言われたかねーよ」
「裏で陰湿な人種差別をしている白人至上主義のくせに」と反米感情につながってしまっている人もいるのだ。

 さて、そういうナショナリズム的論争はさておき、ビジネスパーソンの皆さんが気になるのは、
バイデン大統領が主張している「ゼノフォビア(外国人嫌い)の国は経済が停滞」
しているのは本当なのか、ということではないか。