21年連続増加「海外永住者57万」の日本に未来ナシ? それでもあえて「国外脱出」をススメる理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7214ddad10b62918d952e0197f0be12f634d49d

アジア5か国に調査で顕著だった日本の若者の母国への悲観

増え続ける海外永住組。その背景にあるのはやはり、日本の魅力の乏しさということなのか…。
それを知るヒントにつながりそうな調査結果がある。Kadence International (Thailand) Co. Ltd.
が実施した「アジア5か国における消費実態・生活意識調査(2023年)」(2023年10月12〜17日)だ。
対象国は日本、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピンの5か国で、各国の18〜29歳の男女200人が対象となっている。
調査結果から透けて見えるのは、日本の若者の母国への悲観だ。ほとんどの調査で、他のアジア4か国に比べ、
日本は著しく低調な結果となっている。
例えば、「将来のキャリアアップに向けて自己研鑽している」という質問には、
インドネシアの84%を筆頭に日本以外の国は平均で7割以上が「そう思う」と回答。
一方、日本で「そう思う」と回答したのはわずか14%。「経済的に豊かになれるようキャリアアップしたい」に対し、
「そう思う」と答えたのはアジア4か国が平均で85%以上だったのに対し、日本は23%にとどまった。
勢いと意欲にあふれるアジア諸国の中で、日本がいかに勢いを失いつつあるか。
それが如実に分かるさみしい結果といえるだろう。この数字を額面通りに解釈するなら、
日本の若者はその衰退と心中するということになる。
一方で、若者が日本に見切りをつけ、活路を外へ見出す動きが活発になるなら…。日本の生産人口減少は加速し、
労働力が空洞化。少子化も加速し、日本の生産性がさらに低下するという最悪のシナリオも透けてくる…。