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――びっくりです。でもどうして日本語の祖先がこんなに広まったんでしょうか。
ペラール 最も有力な説は、日琉祖語を話していたグループは稲作を日本列島に持ち込んだ人々と同一で、つまり生き延びるのに有利だったからというものです。
それまで日本列島に住んでいて、別の言葉を話していた縄文人たちが住めない場所に住んだりしてどんどん増えていき、それに合わせて日琉祖語も広がっていったという仮説です。
――じゃあ、日本語の祖先は海の向こうから来たと?
ペラール はい。それが最も妥当な説です。
というのも、日琉祖語の姉妹言語が朝鮮半島の中心部に存在した跡があるんです。例えば、今の日本語の「兎」「角」に当たる単語を含む地名が古代に存在したんですね。
しかし、その言語が後にどう進化したかはわかっていません。ただ、今の朝鮮半島で話されている言語は日琉祖語とは別系統の言語ですから、少なくとも朝鮮半島で滅んだことは間違いない。つまり、日本語の祖先は大陸のどこかからやって来て、朝鮮半島を経由して日本列島に定着し、広まったわけですね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/293a3a3eb3d7c1fe453669e67ff61cd9927a7396?page=2