
鈴木エイト氏、石丸伸二氏に「カルト問題取材者として一番危うさを感じた」
…”反ワク票”が10万以上にも危機感「聴衆には幼い子も」
だが、実のところ私が最も危ういと思ったのは 約165万票を獲得、蓮舫氏を抑えて2位となった石丸伸二氏だ。
陰謀論の自己増殖と同様にネットやSNSを活用し拡散を図る戦略を採っていたのだが、
危機感を煽り、真実を知っているのは自分たちのみだと刷り込んでいく手法にも見えた。
目覚めた市民に選民思想を植え付けボランティアスタッフとして取り込み、やりがいを与えて、「信者」を増殖していく。
ある意味、カルトや自己啓発セミナーなどの手法を採り入れているとも言える。
判断力や人生経験、対人関係の訓練が未熟な人たちはこの手のある種「強烈なもの」に取り込まれやすい傾向がある。
街頭演説においても深い話はしない。最終日を含め2回、演説を聴いたが、集まった聴衆に向け、
短いフレーズで語りかける演説手法は意図的なアジテートだと感じた。
「赤い銀行の」「ニューヨーク」「日本初の」「アナリスト」「皆さんは聴衆ではありません。仲間です!石丸伸二と愉快な仲間です!」
マルチの集会で聴くような語り口であり、その扇動ぶりに、かなりの危うさを抱いた。
事実、投開票日の各局の選挙特番における石丸氏の高圧的な発言や、安芸高田市長時代の発言などが取りざたされている。
カルト問題を長年取材してきた私にとって、今回の都知事選で最も危ういと感じたのは陰謀論系ではなく石丸伸二氏だったという結論になる。
https://mag.minkabu.jp/politics-economy/26878/
VIPQ2_EXTDAT: checked:checked:1000:512:donguri=0/4: EXT was configured