
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4b6a53105be9b2c898ab0abf8c7e7684acc1d19
こういった事情から今、台湾の半導体政策関係者から漏れ聞こえる「第3工場の候補地」は以下の3つだ。
1つ目は茨城県、特につくば市だ。つくば市には言うまでもなく、筑波大学があるが、それ以上に東京大学、東京工業大学といった首都圏の研究者が足を運びやすい立地として注目されているという。当初、TSMCと台湾政府は横浜に関心を持ったが、横浜には大型の半導体工場を建設する土地が乏しいことがネックとなった。つくばなど茨城であれば、首都圏でも工業用地が比較的潤沢であると見込まれている。
ちなみにTSMCはすでにつくばで、国立研究開発法人・産業技術総合研究所の中に3D半導体の研究センターを構えている。センターでは、半導体基板の大型化や、電力効率が高い新材料の開発などが進められている。
2つ目の候補地は京都府だ。関西の都市でいえば、大阪府が第3工場候補地になりうるという観測が出ている。その観測を招くのは、TSMCが大阪にIP(知的財産)を取り扱う「デザインセンター」を開設(大阪市中央区)していることだ。センター長の安井卓也氏は「近い将来、3ナノプロセス以下の設計技術を手掛ける」と話していると伝えられている。
だが大阪より京都のほうが、研究者のレベルという点では魅力的なのは言うまでもないだろう。京都大学は日本で最も多数のノーベル賞受賞研究者を生み出している大学だ。京セラ(6971)、島津製作所(7701)、村田製作所(6981)といった日本を代表する電子関連メーカーが地元に多いこともあり、京都は産学間の交流が盛んな都市でもある。