「本気で政権を取りにいく覚悟だ。戦いは今日から始まる」
立憲民主党は、9月23日、臨時党大会で代表選の投開票をおこない、野田佳彦・元首相を新代表に選出した。野田氏は代表選後、冒頭のように政権交代への決意を表明した。
「代表戦勝利は野田さんにとっては感慨ひとしおでしょう。出馬表明で、野田氏が強調したのは安倍晋三元首相との関係でした。旧民主党政権で首相を務めた野田氏にとって、安倍氏は2012年衆院選で政権を奪われた因縁の相手。
その一方で、2022年に安倍氏が銃撃されて死亡した際は、国葬で弔辞を読むなど、安倍氏に対して “好敵手” としての思い入れも強かった。弔辞で『勝ちっぱなしはないでしょう』と訴えた野田氏は、今回の代表選出馬にあたり、『十数年経って、もう一回政権を取り戻すための道筋をつけることが私の役割ではないか』と語っていました」(政治担当記者)