
「あなたの預金に不幸を招く菌がついている」とウソをつき、20代の女性からキャッシュカードをだまし取って現金およそ170万円を引き出したとして、伊勢崎市の40歳の容疑者が詐欺などの疑いで逮捕されました。
警察は、同じような手口で数十人から合わせて数億円をだまし取っていたとみて調べています。
逮捕されたのは、伊勢崎市に住む自称カウンセラーの田代昌幸容疑者(40)です。
警察によりますと、去年5月、県内の20代の女性に対して、「あなたの預金に不幸を招く菌がついている」とウソをつき、キャッシュカードをだまし取って現金169万円を引き出したとして、詐欺などの疑いが持たれています。
容疑者は、共通の知人を通じて女性と知り合い、トランプ占いなどをして将来を予言する力があると信じ込ませていたということです。
だまし取った現金は、生活費や遊興費などに使っていたということです。
警察の調べに対し、「キャッシュカードを受け取って現金を引き出したが、だましたつもりはない」と容疑を否認しているということです。
警察は、被害の相談が多数寄せられていることから、同じような手口で数十人から合わせて数億円をだまし取っていたとみて調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20250130/1060018897.html