
鹿児島県・徳之島の保育士殺害、容疑の高校生「包丁で刺した」…現場に荒らされた形跡なし
鹿児島県・徳之島にある伊仙町で保育士の女性(55)が殺害された事件で、女性宅には荒らされた形跡がなかったことが2日、県警への取材でわかった。殺人容疑で逮捕された男子高校生(18)と女性には面識があったといい、県警が動機を調べている。
発表では、高校生は昨年11月20日夕、保育士の菊池房子さん宅に侵入し、刃物のような物で菊池さんの上半身を複数回刺すなどして殺害した疑い。今月1日に県警に逮捕された。
司法解剖の結果、菊池さんの死因は出血性ショックだった。高校生は「包丁で刺して殺したことは間違いない」と容疑を認めている。
県警によると、現場からは盗まれたものなどは確認されていない。凶器とみられる刃物も押収されている。
逮捕された高校生の母親は2日、読売新聞などの取材に対し、「いまだに信じられない。普段は真面目な子で、事件の翌日も普通に過ごしていた」と話した。
菊池さんは夫と2人暮らしで、町の民生委員や、なり手のいない地域の区長を昨年から引き受けるなど、集落では「面倒見のいい人」と評判だった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250202-OYT1T50080/
https://www.yomiuri.co.jp/media/2025/02/20250202-OYT1I50093-1.jpg