https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/726033
斎藤元彦兵庫県知事が再選された昨年11月の選挙での公選法違反容疑で、県警と神戸地検は7日、PR会社関係先への家宅捜索に踏み切った。陣営のSNS戦略への関与や、陣営との取り決めの有無などの解明に期待が集まる。ただ、識者や捜査関係者は立件に向けたハードルの高さを指摘しており、捜査の着地点は見えない。

 「この事件は本当に難しい」。家宅捜索に際し、捜査関係者の一人は険しい表情でこぼした。別の検察関係者も「告発を受けたのだから、必要な捜査はしなくてはならない」と語り、温度感の低さをにじませてみせた。