>>963
まあ白人のプライドです
浄土真宗本願寺派西法寺_肌の色

ともにアフリカを出発し、西に進路を取る「ヨーロッパ人」と東の「アジア人」が別れたのは、遺伝学の分析によるといまから五万年前から六万年前のことである。アフリカを旅立つとき、「ヨーロッパ人」も「アジア人」もアメリカ先住民も皆、黒人であった。

陽光の弱いヨーロッパ大陸の民は、次第に紫外線を遮断する皮膚のメラニン色素が抜けて白くなり、「アジア人」たちも地域によって多少異なるが、大まかにいって黒人と白人の中間的な色合いの人間になったのである。

西洋的な価値観が世界に蔓延したときから、肌の色で差別するという悪しき人類の伝統がいまも続いているが、肌の色とはたったそれだけのことである。

十万年は決して大昔ではない。つい昨日まで皆黒人だったのである。