
エルドアン政権、外国人富裕層がトルコ国籍を取得できるプロジェクト発表
この改正に伴い、40万ドル以上の不動産を購入した外国人は、トルコ国籍を取得することができる。資金はトルコの銀行に預けられ、その住宅は3年間売却することができない。
条件を満たした外国人およびその配偶者と18歳以下の子どもは、自動的にトルコのパスポートを受け取ることができる。
トルコはこれにより経常赤字を克服し、外国人投資家の顔ぶれを変更することができると期待される。
一般向けの広告には、「期間限定で40万ドルを不動産に投資すれば、トルコ国籍を取得することが可能。イスタンブールで最も高く評価されているプロジェクトに参加し、トルコのパスポートと市民権を獲得しましょう」と書かれている。
当面、ロシア人、ウクライナ人および湾岸諸国の外国人がトルコの不動産セクターの上位顧客となる。彼らは、南部のリゾート地やイスタンブールの不動産買い占めを行っている。
公的データによると、トルコで外国人買主に販売された住宅の数は年間58%に急増している。外国人購入者のトップはロシア人で1,152軒。次いで、イラン人、イラク人がそれぞれ905戸、714戸を購入した。
住宅販売を促進するため、トルコ国内の銀行もルーブル建て口座の開設を始めた。
1月から3月までの外国人向け住宅販売戸数は49%増加し、20,791戸に達した。
https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_67857/