立憲民主党の江田元代表代行ら有志の勉強会は15日の会合で、物価高を受けて当分の間、食料品の消費税率をゼロにするよう求める提言を取りまとめた。

この会合の冒頭、江田氏は、3日前に枝野元代表が党内の消費減税派を批判し、離党を促すかのような発言をしたことについて、「大変残念な発言で、党是である多様性を尊重するという理念にも反しているし、政策論議を封殺しようというのは看過できない」と厳しく批判した。

同じ日には小沢一郎衆院議員も、枝野氏の発言について、「非常に失礼、無礼、傲慢(ごうまん)な印象を与える」と厳しく批判した。

立憲民主党内では、財源なき減税に慎重な姿勢で議論の行方を見守るとする野田代表のもとで、深刻な亀裂が生じつつある。

なぜ消費税をめぐる議論は、ここまでの対立を呼び起こしたのだろうか。