トランプ大統領は4月26日朝、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂において、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と非公式の一対一会談を行った。
当初、バチカン側はトランプ大統領、ゼレンスキー大統領、マクロン大統領の三者による会談を想定し、それぞれに椅子を用意していた。しかしトランプ大統領は、会談直前にマクロン大統領に対し「ゼレンスキー大統領とは一対一で会談する」と明言し、マクロン大統領に同席しないよう求めた。マクロン大統領はこの要求に従い、その場から退いた。
会談は約15分間行われ、両者はロシアによるウクライナ侵攻の終結に向けた和平交渉について協議した。欧州各国は、ゼレンスキー大統領がトランプ大統領の提案する停戦案に同意し、戦争が予想よりも早期に終結する事態を恐れているとされる。