
モデルナは2025年2月、イギリスの製薬業界の監視機関である処方薬規範機構(PMCPA)から、12歳の子供たちを新型コロナウイルスワクチンの治験に参加させるためにテディベアを約束する広告を出したとして、約44,000ポンド(約55,400ドル)の罰金を科せられました。
この問題は、2023年にブラッドフォード教育病院NHS財団がソーシャルメディアプラットフォーム「X」(旧Twitter)に投稿した4つの広告に関連しています。これらの広告は、モデルナのmRNAワクチンの治験に参加するボランティアに対して、証明書とテディベアを提供することを約束していました。このようなインセンティブは、医療試験において倫理的に問題があると批判されました。
批評家たちは、当時子供たちがCOVID-19に対して最小限のリスクしか負っていなかったことから、こうした試験の倫理性がさらに疑問視されるべきだと指摘しています。イギリスの臨床試験規則では、子供やその親に対してインセンティブや金銭的誘因を提供すること、また未成年者への直接的な製薬広告を禁止しています。モデルナは、以前にも別のワクチンの治験で子供たちに1,500ポンドを提供したことで罰金を受けたことがあります。
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