
ハーバード大学は、国土安全保障省(DHS)の要求に応じて、国際学生の懲戒記録や違法行為に関する情報を提供しました。この決定は、DHSがハーバードに対して、学生ビザを持つ学生の「違法および暴力的な活動」に関する詳細な記録を求めたことに起因しています。DHSは、ハーバードがこの情報を提供しなければ、国際学生を受け入れる資格を失う可能性があると警告していました。
ハーバードの広報担当者は、大学が法律に基づく情報提供義務を真剣に受け止めていると述べ、DHSの要求に応じたことを確認しましたが、具体的にどの記録が共有されたかは明らかにしていません。この動きは、トランプ政権下でのハーバードに対する圧力の一環であり、大学は「独立性を放棄しない」との立場を強調しています。
DHSの要求には、学生の抗議活動への参加や懲戒処分に関する情報も含まれており、これに対してハーバードの学生や教職員の間では反発が広がっています。多くの学生が、大学がこのような要求に応じることは「非アメリカ的な攻撃に屈することだ」と批判しています。
https://www.thecrimson.com/article/2025/5/1/harvard-dhs-response/