>>64 1. 消費税収の内訳について
「消費税収の内訳が大企業の法人税の減税分13兆円、輸出企業への還付金8.9兆円」とありますが、これは誤りです。
消費税収は主に国内消費からの税収です。大企業の法人税の減税分は消費税収の「内訳」ではなく、財政政策の一環として別の扱いです。
また、消費税の「還付金」は、仕入れ時に支払った消費税の返還であり、企業が不当に受け取っているものではありません。
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2. 消費税還付の仕組み
輸出企業への消費税還付は、国際的な「輸出免税」の仕組みに基づいています。
輸出品は最終的に海外で消費されるため、輸出時には消費税が課されず、仕入れで支払った消費税が還付されます。
これは「二重課税の回避」と「国際競争力の維持」のためで、日本だけでなく多くの国で行われています。
例:
国内販売 → 消費税が発生する
輸出 → 消費税はかからず、仕入れ時に払った分が還付される
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3. 消費税の性質
消費税は「間接税」であり、実際には消費者が負担しています。
事業者が税務署に納付しますが、消費者が商品購入時に支払っているのが実態です。
「消費税は企業の負担」というのは誤りです。企業は消費者から預かった消費税を納付しているだけです。
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4. フランスの廃止について
フランスは「消費税還付」を廃止したという事実は確認できません。フランスも日本同様に付加価値税(VAT)の還付制度があります。
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この説明には誤解を招く部分が多いですが、理解は深まりましたか?