「エロ」という言葉を使わずに、「性的な広告」とか「アダルト広告」とか「不適切な広告」とか……他にも使える日本語はあったと思うが、敢えて「エロ」と使ったのは、「相手に突き刺さる速さと深さ」を考えてのことだと、ご本人はX上で記している。
新しい時代がきたのだなぁと思う。「エロ」という言葉が国会の文書に記載されたのは、日本の憲政史上初めてのことではないか。私などは、品位と権威が求められるべき国会では「エロ」という言葉を使わずに表現すべきなのではないか……などと考えてしまうのだけど、現実的に考えてみれば「私たちが困っている」「私たちが直面している」問題は、確かに、「エロ」でしか表現できないものなのだと、逆に気付かされる。そう、“私たち”は「エロ」と呼ばれるものに、困っているのだ。