数年前に実家に戻り、ほぼ外出せず

 近所の住民によると、火災があった家は松尾容疑者が幼い頃から住んでいた実家だった。
松尾容疑者は小学生の頃は地元のソフトボールチームに所属し、進学した中学校では野球部に入部したという。
練習に取り組む姿などを知る70歳代男性は「性格はおとなしいが、指示されたことに地道に取り組んでいた」と話した。

 中学を卒業して地元で就職。
自転車で通勤する姿が見かけられ、地元自治会の清掃活動などにも参加していた。
約10年前、転職して家を出たとみられるが、数年前に実家に戻り、亡くなった兄弟やその両親と暮らすようになった。
しかしその頃から、近所で姿を見られることはほとんどなかった。

両親の県警への説明では、松尾容疑者はほとんど外出せず、1階にあった自室にこもり、一家との接触も限られていたという。

 一方、焼け跡には兄弟が使っていたとみられるノートなどが残され、25日朝も手向けられた花束が置かれていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/60a2e98f5dc8d3bb28654423197d14e9f10147ad?page=2