“ギフテッド・チルドレン” 突出した能力と極端な個性 「発達障害」と誤診も 寄り添い伸ばす支援とは?
ある分野の突出した能力と複雑な個性を併せ持つ「ギフテッド・チルドレン」。
「成績優秀な子ども」として見られることもありますが、同時に極端に苦手なことがあるなど、
サポートが必要な場面も多いといいます。まだ日本では広く知られていない「ギフテッド・チルドレン」の特性、適切な支援について、
世界ギフテッド&タレンティッド・チルドレン協議会日本代表の酒井由紀子さんに聞きました。
凸凹の個性を持つ「ギフテッド・チルドレン」とは
――「ギフテッド・チルドレン」の特性を教えてください。
一つ、または複数の分野で同年代の子どもと比べて突出した能力を持つのが、最大の特徴です。
同時に複雑な個性も見られ、とても繊細で傷つきやすい心の持ち主でもあります。例えば、完璧主義で物事へのこだわりが強い、
知的欲求が満たされないと強い苦痛を感じる、騒音、におい、光などに強い拒否反応を示すなど。
ギフテッド・チルドレンは、よく「凸凹」と表現されるのですが、突出した「能力」(凸)と「複雑な個性」(凹)がアンバランスになりがちです。
突出した能力ゆえに、「天才児」「高IQ」と思われがちですが、実は極端に苦手なことを併せ持つことがあります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eeae136d93588484021759bdd8a76d0f148d8706