中高年層のコメの消費拡大を目指す動きが道内で出ている。
20年前は若者よりコメを多く食べていた中高年層で、「コメ離れ」が急速に進んでいることが研究者の指摘で明らかになったためで、ホクレンは札幌のおにぎり店などと連携し、消費拡大を目指している。

新潟大の青柳斉名誉教授(農業経済学)が国の統計を元に年齢別の消費量を分析。
2001年の20代を100とした場合、50、60代と70歳以上は01年の105〜111から19年の81〜86に低下した。
30代は104から91に、40代は108から92になり、50代以上ほどには落ち込んでいなかった。

研究は4月、自民党が今年設立したコメ消費拡大を目指すプロジェクトチームで取り上げられ、農業関係者に衝撃を与えた。
コメの国内消費量は年10万トンずつ落ち込んでいるが、若い世代のコメ離れが主因とされていたため「高齢者は盲点」(道内コメ卸)だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b067feb3d7d4f56a14fc47003371217093dcbe7