かつて犯罪、病気だった同性愛
無理解が招いた負の歴史 「反ホモフォビアの日」から考える

 5月17日は「国際反ホモフォビア(同性愛者嫌悪)の日」だった。
1990年、世界保健機関(WHO)が同性愛を「病気」のリストから外すと宣言した日である。
今となっては信じ難いが、それ以前、同性愛は「病気」として扱われていたのだ。
折しも、LGBTへの理解増進を図る法案が今国会で成立するか注目されている。
与野党の実務者間で合意したものの、自民党内で「差別は許されない」との記述を盛り込むことに異論が出ており、先行きは不透明感が漂う。
性的少数者への差別や無理解を乗り越えるために何が必要なのか、負の歴史に目を向けて考えてみたい。(共同通信=武田惇志、小林知史)
https://nordot.app/772732272711843840?c=39546741839462401