◇知床観光船事故

 桂田社長が法的に罪に問われることはあるのか。元大阪地検検事の亀井正貴弁護士は「業務上過失致死傷罪は、実際に作業をする者が問われる罪。今回の場合は船長。それを監督する者、さらに会社のトップと関係が遠くなればなるほど、一般的には責任を問うのが難しくなる」と指摘した。

 ただ、桂田社長は会見で、23日にカズワンの出航を港で見送ったと発言。「そうなれば“事故発生の予見が可能”というところまで下りてくる。その場が安全かどうかだけでなく、航行中の天候チェックの義務も出てくる。船長と同じような立場」と話した。「一般的には起訴が難しいが、今回は可能性がある」とした。

知床遊覧船・桂田社長 業務上過失致死傷罪で起訴も、出航見送り事故予見の可能性
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dffcb46e7396ca77d7f98cae92ac63492b79eb8