若さへの嫉妬?「最近の若者は」と思ったら、年を取った証拠なのか 実体験を聞く
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd3f128b49b8548244a953b118ca70d4075e0339

4月に新卒社員を迎えた会社では、新人研修が行われ、新入社員も少しずつ会社の雰囲気に慣れ始めた頃だと思います。新卒社員と関わった30代前後の社員の中には、ジェネレーションギャップに戸惑い、「最近の若者は…」とモヤモヤした気持ちになった人もいるのではないでしょうか。そして、「『最近の若者は…』と思うなんて、ひょっとして自分は年を取ったのかも?」とがくぜんとすることもあるようです。そうしたがくぜんとした思いと、彼らはどのように向き合っているのでしょうか。エピソードをご紹介したいと思います。

「今どきの若いモンは」に憧れたが…
「『今どきの若いモンは』という漫画を読んでいたので、ジェネレーションギャップに対する心の準備はある程度できていました。自分も下の世代ができたら、漫画に登場する課長のようにがんばろうと思っていました」(Aさん・40歳男性)

そう話すのは、スマホアクセサリーメーカーに勤める係長のAさんです。漫画「今どきの若いモンは」は、「今どきの若いモンは…」が口癖の課長が主人公で、部下である若手社員の仕事の悩みに寄り添い、解決していく物語で、実写ドラマ化もされており、部下たちを優しく気遣う課長の様子が人気を集めています。

Aさんもこの課長を見習い、仕事に悩む若手社員に寄り添おうとしましたが、うまくいかないようです。

「ストレートに『今どきの若者は…』と、不満が出てきてしまいます。ただし僕にはその課長というお手本があるので、現実の自分と課長を照らし合わせて適宜修正しながら、後輩たちと接するように努めています。

僕の場合、加齢のサインがメタボや白髪として先に出てきていたので、すでに加齢を受け入れる心構えではありました。ですので、『最近の若者は……』と考えてしまう自分がいることは、『自分が年を取ったサインの一つ』として受け止めています」

 自分の中に手本とできる理想像が明確にあると、努力の助けになるに違いありません。