新宿の精神科クリニック院長再逮捕 患者へ強制わいせつ未遂容疑 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220615/k00/00m/040/016000c
女性患者にわいせつな行為をしようとしたとして、警視庁新宿署は15日、東京都新宿区歌舞伎町2、医師で精神科医院「東京クリニック」(同区)院長、伊沢純被告(52)=傷害罪などで起訴=を強制わいせつ未遂容疑で再逮捕したと発表した。「こういうことはしていません」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は2021年4月24日午後8時半~同10時半ごろ、自宅マンションの一室で、都内に住む30代女性の体を触ってわいせつな行為をしようとしたとしている。女性が抵抗して部屋から逃げ出し、未遂に終わった。
新宿署によると、女性は同クリニックに20年秋ごろから通院しており、伊沢容疑者から「病気の相談に乗るよ」などと自宅に誘われたという。
新宿署は、伊沢容疑者がわいせつ目的で複数の女性患者に「薬を処方してあげる」などと言って自宅に誘っていたとみており、裏付けを進めている。
伊沢容疑者の逮捕は今年3月以降で5回目。このうち、今年2月に同居していた患者の20代女性に暴行してけがをさせたとする傷害罪と、21年9~10月に元患者の20代女性に関するうそのメッセージを家族の勤務先に送ったとする名誉毀損(きそん)罪で起訴されている。今年3月に診察中に20代女性の胸を触ったとする準強制わいせつ容疑と、同月に自宅で覚醒剤を持っていたとする覚醒剤取締法違反(所持)容疑については処分保留となっている。【木原真希】