長野県は22日、千曲市内の小学校の授業で、ジャガイモをゆでて食べた低学年の児童43人と教職員2人が吐き気や腹痛などを訴えたと明らかにした。芽や未成熟のジャガイモに含まれる有毒物質「ソラニン」が原因と推定され、食中毒と判断した。いずれも軽症で快方に向かっている。

県によると、ジャガイモは児童が育て12日から14日にかけて収穫。21日、教職員を含む98人が家庭科実習室で、芽のないものを選んで皮ごとゆでて食べた。未成熟のジャガイモが含まれていたとみられる。

県の担当者は「未成熟のものは食べず、冷暗所に保管して変色部分や芽を取り除いて食べてほしい」と話した。

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