飯塚氏:
 ソニックタイトルの場合は通常であれば欧米のほうが圧倒的に販売規模も大きいので、大抵のプロモーション計画はまず欧米が立てるんです。そのため、これまでは欧米が立てた計画に日本が準ずる形で行ってきました。

 しかしながら今回はセガとしても『ソニックフロンティア』で大々的なプロモーションを行いたいということで「日本・アジアの市場で受けるためにはどうすればいいか」という検討をしています。
開発チームとしても日本やアジアで勝負がしたいという思いが強く、次第に「欧米のやりたいこと」と「日本・アジアでやりたいこと」の相違が生まれてきました。

 いままでは、そもそも相違すら生まれなかったんです。なぜかというと「欧米で売るために作っているソニックタイトル」だったので。

 しかし今回は相違が生じたことによって、日本・アジアと欧米でそれぞれの文化に合わせたプロモーションを行う方針となりました。最初は折衷案でまとめるという話も挙がりましたが、中間を取ってしまうと両方が満足しないんです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/da8bb71b3fb66f52857716f8d302d97a1a026f39