2022年のハロウィーン、韓国で158人の死者を出す「ハロウィン惨事」が起こったことは記憶に新しい。

韓国世論には「政府が梨泰院惨事の責任を負うべきだ」という声が少なくない。
そんな最中、韓国で信じられない出来事が起こった。

2022年12月15日、ソウル市内のデパートでレディースダウンジャケットの先着販売を開始したところ、
開店と同時に客が押し寄せ「押せ」「中に入れ」「押さないで」という怒号が飛び交う騒ぎがあったのだ。

人が込み合うなかで「押せ」「押さないで」というやり取りは、梨泰院惨事でも繰り広げられていたことだ。
背後から力いっぱいに人を押すから群衆雪崩が起こった。

この国の人々はあの惨事をもう忘れたのだろうかーー。

あれだけの犠牲者を出した事故から何も学んでいないのではないかという姿を目の当たりにすると、何だかゾッとした。

「一部の愚かな国民が」と…さすがに、自国民のなかにはこの騒動を見て、
「こういうのを見ると、梨泰院惨事は国が間違っていたという声は合っているのだろうか、自己責任ではと疑いたくなる」
「梨泰院惨事を経験しても国民の水準がこうなんだから。ここで事故が起こっていれば、
左派政治家や左派メディアたちが犬が群れを成すように駆けつけてきて、『予見できなかった政府の責任だ』と言い出すんだろう」
「セウォル号事件で政権強奪したムン・ジェインは真相究明の約束を守りましたか。
いや、最初からそんなつもりはなかった。いつまで一部の愚かな国民はこのような政治扇動者に振り回されているのか」

韓国は何度も何度も同じ過ちを繰り返そうとしているのではないか―ー。

事故は気を付けているつもりでも起こるものではあるが、それでも失敗を糧に前に進もうと行動に移す人が少ないように思ってしまう。

韓国ではこれからも人が人を押し続けるのだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/24fc3a19856569eb64e6daab74b60d557749dec1