新庁舎なのに職員「隙間風が吹いて寒い」…岐阜県、換気設備周辺112か所に応急措置
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今年1月に使い始めたばかりの岐阜県の新庁舎(岐阜市)で同月、県職員が「隙間風が吹いて寒い」と訴え、調査の結果、換気設備の付近から外気が吹き込んでいたことが分かった。県は何らかの不具合があったとしつつ、庁舎の安全性には影響しないと判断。設備周辺の計112か所にウレタン樹脂で隙間風を防ぐ応急措置を講じ、庁舎を使い続けている。

県は追加の費用負担がないことなどを理由に、問題を公表していない。

 職員が問題を訴えたのは、知事室などがある「行政棟」(地上21階建て)の9~16階の換気設備付近。同設備は春や秋に室温が上昇した際、外気を取り入れ、室温を下げる仕組み。通年向けの空調設備とは別に、県が環境配慮型のシステムとしてPRしていた。

新庁舎は日建設計(東京)や大建設計(同)の共同企業体が設計を、準大手ゼネコンの前田建設工業(同)などが施工をそれぞれ担った。行政棟の建設費は414億円。