2023年4月17日7:25 午後7分前更新
ロシア反体制派活動家に禁固25年、ウクライナ侵攻を批判

[モスコー 17日 ロイター] - ロシアの裁判所は17日、政府に批判的なジャーナリストで活動家のウラジーミル・カラムルザ氏に対し、国家反逆罪などで25年の禁固刑を言い渡した。反体制派に対する裁判ではウクライナ侵攻以降で最も厳しい判決となった。

検察側は同氏がウクライナ侵攻を批判したことで国家に反逆し、軍の信用を貶めたと主張していた。

先週行われた最終弁論で、同氏は自身の裁判について、独裁者スターリンによる1930年代の見せしめ裁判と同様だと批判。無罪を求めることを拒否し、発言の全てを誇りに思うと述べていた。

カラムルザ氏は2015年と17年の2回にわたって急病になり昏睡状態に陥ったが、最終的に回復した。同氏はロシア治安当局が毒を盛ったとしている。

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-treason-idJPKBN2WE0KA