
大型トラックで高校生をはねて逃げたとして、群馬県警高崎署などは17日、高崎市上大類町、会社員、馬場英樹容疑者(58)を自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(救護義務違反など)の疑いで逮捕した。「事故を起こしたことには気づかなかった」と容疑を否認している。
逮捕容疑は、12日午前7時40分ごろ、同市矢中町の市道交差点で、自転車で通学途中の男子高校生(15)を大型トラックではねて胸椎(きょうつい)骨折などの重傷を負わせ、そのまま逃走したとしている。同署によると、馬場容疑者は同市内に営業所がある運送会社の運転手で、事故当時は業務中だった。目撃者の証言などから容疑者を特定したという。
この事故を巡っては、高校生の親とみられるツイッターアカウントで情報提供が呼びかけられており、容疑者が逮捕される17日までにリツイート(拡散)件数が26万を超えていた。同署は「ツイートは把握している」としつつ、ツイッター経由で容疑者特定の手がかりになる情報が得られたかどうかは明らかにしていない。【西本龍太朗】
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