コスプレ感を脱して定番化 アラフォー世代にも支持される「ピンク系」ヘアカラーのメリット(マネーポストWEB)
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“ピンクの髪色”と言えば、ひと昔前であれば「コスプレっぽい」「街中で悪目立ちする」と敬遠する人も多かったかもしれない。ところが、ここ数年は美容室でもピンク系カラーのオーダーが増えているという。また、インスタグラムを見ると「#ピンクヘアー」のタグが付けられた画像が約40万件も投稿されている。

「ピンク系は2023年のトレンドカラーで、今では定番カラーのひとつ」と語るのは、銀座のヘアサロンのジュニアスタイリスト男性・Aさん(20代)だ。

「最近、K-POP流行の影響もあってか、ピンク色の髪色のオーダーが急増しています。『LE SSERAFIM(ルセラフィム)』の宮脇咲良さんや、『IVE(アイヴ)』のレイさんなど、K-POP界で活躍する日本人アイドルもこぞってピンクのヘアスタイルを取り入れていますからね。

ピンクヘアーの魅力は、とにかくカラーの維持が手軽な点です。ピンクヘアーは、ブリーチを行ったあとにピンクのカラーを入れるのですが、日頃からピンクシャンプーやピンクトリートメント、またはピンクのカラーバターを使用することで、サロンで染めたようなカラーをキープすることができます。またこれらを使用せずに、色落ちを楽しむ方もいますね。

日本人の髪質はブリーチをするとオレンジ色や黄色に退色する傾向があり、疲れたオレンジっぽい茶髪になってしまう人が多いんです。無理にオレンジを消すよりも、暖色系のピンクを重ねていくことで、目立たなくする方が楽だというお客様も増えています」

代官山にあるヘアサロンのトップスタイリスト男性・Bさん(30代)は、ピンク系ヘアのメリットについてこう話す。

「ピンクの髪色というと、アニメのような色を思い描く人もいるかもしれませんが、そのバリエーションはさまざまです。グレー系やベージュ系のカラーにピンクを混ぜることで、柔らかい女性的な印象を作ることができます。また暖色系カラーなので、顔まわりにチークをまとったような血色感を出せることも魅力です。

そのため、顔がくすみやすくなったという30代後半や40代以上の女性にもオススメしています。実際、40代の方がインスタグラムの画像を持参して、『このピンク系のベージュにしてください』『白髪をカバーしてピンクっぽいブラウンにしたい』というオーダーをされることもあります。メイクで盛るのではなく、髪色で若々しさを演出するのもひとつの美容法だと思います。ぜひチャレンジしていただきたいです」

昔なら、ちょっとオーダーしづらかったピンクヘアーだが、最近では、アラフォー女性も含めて、幅広い世代に定番化してきているようだ。(了)