呉に住んでいた魏伯陽(火薬の発明者)は、道術を愛好していた。

彼は弟子2人とともに山に入り不老不死の薬「神丹」をつくろうとした。丹薬は完成したが、弟子たちの心構えが未だ本気ではないことを知り、最初は犬で実験してみることにした。犬は即死した。

これを見て伯陽は言った「犬が食って死んだということは、まだこの薬が神命に叶わないということだと思う。どうするべきか」
弟子たちが訊き返した「先生はこの薬を服用なさるおつもりですか」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF123GO0S3A510C2000000/