ディズニーはオーストラリアとニュージーランドでのDVDとブルーレイディスクの販売を終了する。
『スター・ウォーズ』シリーズやマーベル・スタジオの作品、アニメの名作を含むディズニーの膨大なライブラリーからの新たな出荷は途絶えることになる。

ディズニーは、ラテンアメリカと一部のアジア市場でもDVDとブルーレイディスクの販売をすでに終了している。
同社は、米国ではDVDとブルーレイディスクをまだ販売しているが、今後は全世界で物理メディアを徐々に廃止する可能性もある。
ディズニーはその理由として、売上の減少を挙げている。

デジタル・エンタテインメント・グループ(DEG)のレポートによると、2022年の米国におけるDVDとブルーレイの販売額は推定15億8000万ドル(約2260億円)で、
2021年の19億7000万ドルから20%近く減少した。

一方、定額ストリーミングサービスへの支出額は、2022年に17.3%増加し、推定303億ドル(約4兆3000億円)に達したとDEGは述べている。
2022年のホームエンターテインメント全体の83%近くをストリーミングが占めており、DVDは10%未満だとされている。

ディズニーの直近の決算報告で、Disney+の加入者数は全世界で1億5780万人、米国とカナダでは4630万人とされたが、ウォール街の予測を下回った。
ボブ・アイガーCEOは、来年までにはストリーミングを黒字化すると述べた。


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